sambaでWindowsとUbuntuのファイル共有

sambaを使ったホームネットワークで,Ubuntu同士や,WindowとUbuntuのファイル共有方法。

Sambaでファイル共有

sambaLogoイメージ図Ubuntuは,Windowsの振りをしてプリンターやファイル共有を提供する,面白サーバー,「samba」が利用できます。Unix発祥だそうです。

ファイル共有するには,Windows側とUbunt側で設定が必要です。

sambaを使えば,Ubuntu同士でもファイル共有できます

Gnome Nautilus

ここの説明は,Ubuntu標準のデスクトップ環境である,Gnome + Nautilusを利用したものです。他環境は確認していません。

Nautilusに依存せずに,ネットワークファイルを共有するには,
「SmbFsでネットワークプレースのマウントと共有」や,
「ネットワークのOS起動時autoマウント fstab」をご参考下さい。

8.04は作法が違います

6.06と8.04では,作業が少し違うようです。Windows作業後に,Ubuntu作業を説明いたします。2通り有りますので,お使いのバージョンの方を読んで下さい。

初めて作業する人は,いちおう最初から読んでみて下さい。

繋がり難いときは

説明の方法では,繋がり難いケースが有るかも知れません。

こちらなら繋がり易いです 繋がり難いときは も見て下さい。

1 Windows設定

はじめにネットワーク全体の設定,それから,フォルダの設定を説明します。

WindowsXPの「簡易ファイル共有機能」で説明します。画面は違うかも知れません。同じ要領で設定できます。

1-1 ネットワーク全体の設定

  1. スタートボタン」から「設定」をたどり,「コントロールパネル」を開きます。スタートボタンからコントロールパネルを開くイメージ図
  2. ネットワーク接続」を探し,開いて下さい。ネットワーク接続のアイコンイメージ図
  3. ネットワークセットアップウィザード」を探し,開いて下さい。「セットアップウィザード開始」画面で,[ 次へ ]をクリック。ネットワークセットアップウィザードのアイコンイメージ図セットアップウィザードイメージ図
  4. 続行する前に」画面で,[ 次へ ]をクリック。ウィザードの前説画面イメージ図
  5. このコンピューターの説明と名前の入力」画面が出ます。「コンピュータの説明」は何でも構いません。「コンピュータ名」は,ホスト名になります。他パソコンから接続し難い時に,名前を入力して接続する場合が有ります。分かり易い方が良いでしょう。入力したら,[ 次へ ]をクリック。ウィザードのホスト内容入力イメージ図
  6. ネットワーク名の命名」画面が出ます。この名前はUbuntu側と同じにしなければなりません。デフォルトのMSHOMEは避けて下さい。入力したら[ 次へ ]をクリック。ウィザードのネットワーク名入力画面イメージ図
  7. ファイルとプリンタの共有」画面が出ます。「ファイルとプリンタの共有を有効にする」を選択して[ 次へ ]をクリック。ウィザードの共有可否決定画面イメージ図
  8. 設定の確認」画面で,[ 次へ ]をクリック。ウィザードの設定確認画面イメージ図
  9. 設定が始まります。暫く待ちます。
  10. もう少しで完了」画面が出ます。Windows98など古いパソコンも,ネットワークに参加させたい場合は,一番上の「ネットワークセットアップディスクを作成する」を選択し,[ 次へ ]を,クリックして進めて下さい。何も無い場合は,一番下の「ほかのコンピュータでウィザードを実行する必要は無い」を選択して[ 次へ ]を,クリックします。ウィザードの他パソコン有無画面イメージ図
  11. セットアップ完了」画面です。[ 完了 ]で終了です。ウィザードの終了画面イメージ図

「フォルダの共有設定」に進んで下さい

1-2 フォルダの共有設定

ネットワーク設定が完了したら共有したいフォルダに設定を施します。

  1. エクスプローラーや,マイコンピュータアイコンを開き,共有したいフォルダを右クリックして,「共有とセキュリティ」を開きます。共有とセキュリティを開くイメージ図
  2. ネットワーク上でこのフォルダを共有する」と,「ネットワークユーザによるファイルの変更を許可する」にチェックを入れて,[ OK ]をクリックします。共有とセキュリティの設定イメージ図

これで設定完了です。

  • 「Cドライブ」や「Dドライブ」と言った,ルートディレクトリー(フォルダ)ごと,共有設定するのは避けて下さい。共有したいフォルダ個別に設定しましょう。
  • 他パソコンからは「読込」のみで,「書込」を許可したく無い場合は,「ネットワークユーザによるファイルの変更を許可する」のチェックは外しておきます。

「Ubuntu設定」に進んで下さい

8.04の場合は, 「Ubuntu8.04のsamba設定」に進んで下さい

2 Ubuntu設定

Ubuntu側のフォルダ共有設定を説明します。

2-1 共有フォルダの作成

※既に共有したいフォルダが有れば,この作業は不要です。

  1. メインメニュー→「場所」→「ホームフォルダ」を辿ります。フォームフォルダを開こうとしているイメージ図
  2. ファイル」→「フォルダの生成」をクリックして,フォルダを生成します。フォルダ作成イメージ図
  3. 未タイトルのフォルダというフォルダが生成されます。
    好きな名前を入力して,[ Enter ]します。反転部位に,そのまま書込できます。
    できれば半角英数にして下さい。フォルダに名前を付けてるイメージ図名前が付いたイメージ図

「2-2 共有フォルダの設定」に進んで下さい。

もうフォルダが有りますか

既に共有したいフォルダが有る際は,手順「2-1」を飛ばします。

2-2 共有フォルダの設定

  1. メインメニューをクリックして,「場所」→「ホームフォルダ」を開きます。共有したいフォルダ,又は,先ほど作成したフォルダを,右クリックして「フォルダの共有」をクリックします。すると,「共有サービスはインストールされていません」ダイアログが開きます。「sambaでWindows/Linuxシステムのフォルダを共有」にチェックを入れて,[ 適用 ]をクリックします。共有サービスインストールダイアログイメージ図
  2. sambaのインストールが始まります。共有サービスインストール開始イメージ図
  3. 共有フォルダ」ダイアログが開きます。"共有プロトコル"項目は「SMB」を選択します。"共有するプロパティ"項目の[名前]欄には,「フォルダ名と同じ名前」を入れます。[コメント]欄は未記入です。「フォルダのブラウズを許可する」をチェックします。そして「Windows共有の設定」をクリックします。共有フォルダダイアログイメージ図
  4. Windows共有の設定」ダイアログが開きます。"Windows共有の設定"項目の「ホストの説明」欄は,そのまま。「ドメイン/ワークグループ」欄は,Windowsで設定した「ワークグループ名」を入力。"Winsサーバ"項目は,「Winsサーバを使用しない」をチェック。そして[ OK ]をクリック。Window共有の設定ダイアログイメージ図
  5. 共有フォルダ」ダイアログを閉じます。

2-3 sambaの設定」に進んで下さい

sambaのパスワード設定と再起動イメージ図

ネットワークに接続できない時は

このページの内容通りに設定し,ネットワークフォルダを見ても,共有フォルダや,共有パソコン自体が見えない時が有ります。そんな時の接続方法を先に紹介します。

  • 接続が確立するのに時間が掛かる時が有るようです。数分経ってから閲覧すると継る場合が有ります。
  • あるいは端末で次のようにしてみて下さい。

    sudo /etc/init.d/networking restart

    ネットワークを再起動

    sudo /etc/init.d/samba restart

    Sambaを再起動

  • または,メインメニューをクリックして,「場所」→「サーバへ接続」を開きます。"サービスの種類"は「Windows 共有」を選択。そして,"サーバ名"には,アクセス先の「ホスト名」を入れます。後は空欄で構いません。それから[ 接続 ]をクリックします。デスクトップにアイコンが現れます。ここから入りますと接続できている場合が有ります。サーバへ接続ダイアログイメージ図接続されたホストへのショートカットアイコンイメージ図利用後は,アイコンを右クリックして「アンマウント」するのを忘れないで下さい。

※私の個人的経験です。正規手段か否か解りません。

2-3 sambaの設定

sambaのユーザーやパスワードは,Ubuntuシステムの,それとは別に管理されます。Ubuntuに設定したユーザは,sambaに登録されますが,パスワードは設定されません。そこで,パスワードを設定してやります。

※Ubuntu8.10以降は,インストール時に設定したユーザーが,Sambaユーザとして追加済らしいです。この作業は飛ばして下さい。もしかして,ユーザー不在等のエラーが出たら,ここの作業も行ってください。

  1. 再度「端末」に戻ります。すでに閉じていたら,メインメニューをクリックして,「アクセサリ」→「Gnome端末」を起動して下さい。
  2. 次のように入力します。penginの部分は,Ubuntuに設定したユーザ名を入力して下さい。

    sudo smbpasswd -a pengin

    sambaユーザのパスワードを設定。

  3. password:」と聞いてきます。これには,Ubuntuに設定したパスワードを入力します。
  4. New SMB password:」と聞いてきます。これは,sambaユーザーのパスワードを入力します。Ubuntuに設定したのと同じパスワードを入力しておくと無難です。
  5. Retype new SMB password」と確認されます。再度,先程のパスワードを入力します。

2-4 sambaの再起動

sambaは,Windowsのサービスと同じで,デーモンプログラムです。既に起動していますから,設定を反映させるには,再起動が必要です。

端末で次のように入力して,sambaを再起動します。

sudo /etc/init.d/samba restart

sambaを再起動

これで完了です。

2-5-1WindowsからUbuntuへ

WindowsからUbuntuにアクセスしてみましょう。「ネットワーク」アイコンを開きますと,このような状態になっていると思います。共有相手が1台の時は,自分自身を含めて,2台しか見えません。心配ありません。共有目標のパソコンのアイコンをクリックします。

Window2000から見たUbuntuSambaリソースイメージ図

ユーザ名」と「パスワード」を聞いてきますから入力します。入力するのは,Windowsのでは無く,Ubuntuで設定した物です。ご注意。

Sambaにログインのイメージ図

これで成功です。

2-5-2UbuntuからWindowsへ UbuntuからUbuntuへ

メインメニューをクリックして,「場所」→「ネットワークサーバ」を開きます。「Windowsネットワーク」アイコンが表れます。それをクリックしますと,「(設定したネットワーク名)」アイコンが表れます。

ネットワークサーバを開いたイメージ図

「(設定したネットワーク名)」アイコンをクリックで以下のように表示されます。ここで設定した通りの場合で,WindowsXP機や,同じUbuntu機の場合は,クリックで,そのまま入れます。

ネットワークサーバで共有一覧を開いたイメージ図

違う設定,例えばWindows2000にアクセスした場合は,認証ダイアログが出ます。この場合も先ほどと同じく,Ubuntuではなく,アクセス先のパソコンの設定を入力します。

Windows2000にアクセスしたイメージ図

これで完了です。

Ubuntu8.04のsamba設定

Ubuntu8.04(7.04以降?)のsambaによる共有設定です。同じ作業なのですが,ワークグループ設定手段が少し違います。Windows設定」で,予めWindows側の設定を済ませて下さい。

01 共有設定とsamba導入

フォルダの共有設定とsambaのインストールです。

  1. 共有したいフォルダを右クリックし,「SharingOptions」を選択してください。右クリックしてsharingoptionsを選択するイメージ図
  2. Share this folder」で「共有設定」です。これにチェックを入れて下さい。そうしますと,「Sharing service is not installed(sambaがインストールされてません)」が表示されます。[ installe service ]をクリックして下さい。右クリックしてsharingoptionを選択したらsambaが入ってないよダイアログが開いたイメージ図
  3. sambaがインストールされます。sambaインストール中ダイアログのイメージ図sambaインストール完了ダイアログのイメージ図
  4. 先ほどのダイアログに戻ります。もし閉じていたら再度,共有 したいフォルダを右クリックし,「SharingOptions」を選択してください。
  5. Share this folder」にチェックが入っているのを確認して下さい。「Share name」欄にフォルダーと同名を入れて下さい。
  6. Allow other people to write in this folder」で他パソコンからの「書込許可」です。必要に応じてチェックを入れて下さい。右クリックしてsharingoptionを選択するイメージ図
  7. [ Ceate Share ]をクリック。既に共有設定しているフォルダの場合は[ Moddify Share ]をクリック。Ceate ShareまたはModdify Shareをクリックするイメージ図
  8. Nautilus need to add..(以下略)」が開きます。[ Add the pemissions automatically ]をクリック。Add the pemissions automaticallyをクリックするイメージ図

フォルダの共有設定は完了です。

02 ワークグループの設定

Windows側の「ワークグループ名」をUbuntuにも設定します。設定は/etc/samba/smb.confファイルに記述します。

  1. 端末を起動して下さい。
  2. sudo gedit /etc/samba/smb.conf

    geditでsmb.confを編集。

  3. [global]
    #Browsing/Identification #
    辺りの
    workgroup = ****
    とい文字列を探してください。[ Ctrl ] + [ F ]キーで検索すると簡単です。
  4. ***の部分にWindowsで設定したワークグループ名を記述して下さい。
  5. これはワークグループ名を「turbo」とした場合の記述一例です。
    workgroup = turbo
  6. Geditを「保存」で終了します。

ワークグループを設定しました。

sambaを先に

sambaを予めインストールするのも手っ取り早いです。

sudo apt-get install samba

sambaをインストール。

※推奨パッケージが提示される際は,それも入れて下さい。

03 sambaユーザの設定

sambaのユーザーやパスワードは,Ubuntuシステムの,それとは別に管理されます。Ubuntuに設定したユーザは,sambaに登録されますが,パスワードは設定されません。そこで,パスワードを設定してやります。

※Ubuntu8.10以降は,インストール時に設定したユーザーが,Sambaユーザとして追加済らしいです。この作業は飛ばして下さい。もしかして,ユーザー不在等のエラーが出たら,ここの作業も行ってください。

  1. 端末を起動して下さい。
  2. 次のように入力します。penginの部分は,Ubuntuに設定したユーザ名を入力して下さい。

    sudo smbpasswd -a pengin

    sambaユーザのパスワードを設定。

  3. password:」と聞いてきます。これには,Ubuntuに設定したパスワードを入力します。
  4. New SMB password:」と聞いてきます。これは,sambaユーザーのパスワードを入力します。Ubuntuに設定したのと同じパスワードを入力しておくと無難です。
  5. Retype new SMB password」と確認されます。再度,先程のパスワードを入力します。

sambaユーザを設定しました。

04 samba再起動

設定を反映させるためにsambaを再起動します。

sudo /etc/init.d/samba restart

sambaを再起動

再起動しました。

05 UbuntuからWindowsへ UbuntuからUbuntuへ

場所」→「ネットワーク」を開きます。ここから他パソコンにアクセスします。表示されない,Windows機が見当たらない等の時は,「Windowsネットワーク」アイコンをクリックしますと,「(設定したワークグループ名)」アイコンが表れます。クリックすると入れると思います。

※私のは設定がダブっているかも知れないので,このような表示になっている可能性が有ります。ご考慮お願いします。

ネットワークパソコンが表示されてるイメージ図

相手の「SharingOptions」設定によって,接続した時や,フォルダへ進入する時に,ダイアログが出ます。「ユーザ名」は相手側(被進入側)の名前を入れます。「ドメイン」はWindows側と揃えたワークグループ名を入れます。「パスワード」は相手側(被進入側)のパスワードを入れます。一般的なデスクトップ利用でしたら,下の選択肢は,どれでも構いません。「今すぐパスワード破棄」が安全でしょうか。

ネットワークパソコンが表示されてるイメージ図

これで完了です。

06 WindowsからUbuntuへ

ネットワーク」アイコンを開きます。共有目標のパソコンのアイコンをクリックします。

Window2000から見たUbuntuSambaリソースイメージ図

ユーザ名」と「パスワード」を聞いてきますから入力します。入力するのは,Windowsのでは無く,Ubuntuで設定した物です。ご注意。

Sambaにログインのイメージ図

これで成功です。

繋がり難い時は

繋がり難い時は,こちらの方法を試してください。これも,対WIndows,対Ubuntuの両方で使えます。

場所」→「サーバへ接続」を辿ります。 サーバえ接続を辿るイメージ図
サービスの種類は「Windows共有
サーバー名は「相手のホスト名
フォルダは「相手側の共有フォルダ
ユーザ名は「相手側のログインユーザ名
ドメイン名に「設定しているワークグループ名
を入力して,[ 接続 ]をクリックして下さい。

サーバ名に英数のホスト名を入力して,繋がり難い時は,IPアドレスを入力すると,繋がる場合が多いです。IPアドレスの調べかたは,
「IPアドレスの確認とIPアドレスの固定方法」を参考ください。

どうしても英数のホスト名で接続したい場合は,
「英数ホスト名で接続可能にする方法 hosts」を参考ください。
サーバへ接続ダイアログのイメージ図
設定によっては,パスワードを求められかも知れません。入力して,[ 接続 ]をクリック。求められない時は,ここは飛ばして下さい。下の項目は,どれを選んでも構いません。 パスワード入力ダイアログのイメージ図
デスクトップにアイコンが登場します。それをクリック。 デスクトップに現れたアイコンのイメージ図
設定によってはパスワードを求められかも知れません。
ユーザ名は「Windows側のログイン名
ドメインは「設定しているワークグループ名
パスワードは「Windows側ログインユーザのパスワード
を入力して,[ 接続 ]をクリック。下の項目は,どれを選んでも構いません。求められない時は,ここは飛ばして下さい。また,[ キャンセル ]クリックでも,パスするかも知れません。試して下さい。
パスワード入力ダイアログのイメージ図

これで接続されます。