リポジトリの追加と鍵の追加

リポジトリ追加と鍵の追加の説明です。

7.04以前をインストールした際の,リポジトリの追加方法。

AlternateCDインストール仕様からローカライズ版にする為のパッケージ導入説明。

リポジトリの追加

Ubuntu7.04以前のバージョンでは,有効になっていないリポジトリの,追加方法を説明します。

※この作業は失敗すると問題が発生します。慎重に。

ローカライズ版7.04以降作業不要です。

※端末操作では,パスワードを聞かれる場面が有ります。パスワード入力工程や「Enter」キー押下作業の説明は省略します。「Password:」と出たらパスワードを入力して「Enter」キーを押して下さい。また,通常入力でも「Enter」キーを押して確定させて下さい。

内容

sources.listの編集
リポジトリの場所を指定しているファイルが有ります。これを編集して,無効になっているリポジトリを有効にしてやります。
アップデート
アップデート作業で,追加されたリポジトリとデータベースの,ツジツマを,合わせます。

01「sources.listの編集」

  1. メインメニューをクリックして「アクセサリ」→「GNOME端末」を起動します。
  2. 次のように入力します。

    cd /etc/apt/

    カレントディレクトリー(いま居るフォルダの現在地)を/etc/apt/に変更。

    面倒でしたらコピー&貼り付けします

  3. トラブルに備えるため,バックアップファイルを作成します。次のように入力します。

    sudo cp sources.list sources.list_back

    sources.listをsources.list_backと言う名前で複製。

  4. 次のように入力します。

    ls -a

    フォルダの内容を表示

    ※こんな風に見えますか?元々のsources.listと,先ほど複製したsources.list_backが見えます。

    LSコマンドでフォルダ内容を確認したイメージ図
  5. sources.listというファイル名を指定して,テキストエディタを起動するために,次のように入力します。

    sudo gedit sources.list

    geditというテキストエディタで,sources.listを編集。

    ※テキストエディタが起動してsources.listの編集状態になります。

    ※沢山の記述があります。「#」で始まっている所はコメント行です。そして要約しますと,たいした事は書かれていません。

    geditが起動したイメージ図
  6. 文章内にマウスを移し,[ Ctrl ]+[ A ]のキーを押して全選択状態にします。
  7. [ Delete ]キーで全て削除します。
  8. 以下の内容をマウスで反転させ,右クリック→「コピー」または,[ Ctrl ]+[ C ]キーを押して,コピー状態にします。

    #base
    deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu dapper main restricted universe multiverse
    deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu dapper main restricted universe multiverse

    #update
    deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu dapper-updates main restricted universe multiverse
    deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu dapper-updates main restricted universe multiverse

    #security
    deb http://security.ubuntu.com/ubuntu dapper-security main restricted universe multiverse
    deb-src http://security.ubuntu.com/ubuntu dapper-security main restricted universe multiverse

    青文字の部分が追加したリポジトリです。

    赤文字の部分は使用中のバージョンによって書き換える必要が有ります。バージョン対称表」をご覧ください。

  9. 再び,sources.listの画面に戻り,[ Ctrl ]+[ V ]キーを押して,貼り付けします。

    こんな感じになりましたか?

    geditで編集中ファイルに文字を張り付けたイメージ図
  10. エディタを閉じて下さい。「保存するか?」と聞かれますので「保存」で終了します。gedit終了ダイアログイメージ図
  11. 2 アップデートに進んで下さい

ディレクトリー移動

カレントディレクトリーは移動しなくても絶対表記で直接,編集できます。同じ作業をする場合,
sudo gedit /etc/apt/sources.list でも可能です。

バックアップ

重要な部位を変更する時は必ずバックアップをとって下さい。
起動不能からの復旧方法

2 アップデート

端末は開いたままですか?閉じていましたら,メインメニューをクリックして「アクセサリ」→「Gnome端末」を起動して下さい。

  1. 次のように入力して下さい。何度かエラーになるかも知れません。その場合は,同じ作業を繰り返してみて下さい。

    sudo apt-get update

    データベースをアップデート。

    端末でのupdateイメージ図
  2. 次のように入力して下さい。

    sudo apt-get upgrade

    アップグレード 。

  3. アップグレードする物が有れば,その旨,表示されます。[ y ]を入力すれば,ダウンロードとインストールが始まります。何も無ければ,それで,おしまいです。「exit」と入力して端末を終了します。
  4. これでリポジトリ追加作業は完了しました。

バージョン対称表

  1. 4.10 「 warty 」
  2. 5.04 「 hoary 」
  3. 5.10 「 breezy 」
  4. 6.06 「 dapper 」
  5. 6.10 「 edgy 」

sudo

sudo」は,Windowsで言うアドミニストレーター権限で,コマンドを実行する際に利用します。

sudo無しでファイルを開いたイメージ図 例えば今回,編集しました「sources.list」を,「sudo」無しで開いたり,ファイルブラウザ(Winでいうエクスプローラー)から直接,開いた場合,同じテキストエディタが起動しますが,「書込禁止」状態になっています。

復旧させるには

慣れない内は何度か失敗するかも知れません。「もう訳わからん」状態に陥った時は,変更前に戻しましょう。次を端末に入力します。

sudo mv /etc/apt/sources.list_back /etc/apt/sources.list

sources.list_backファイルをsources.listに名前を変更する。

予め作成しておいた,元々のsources.list内容に戻す訳です。これで変更前に戻ります。

オプション 「-s」

コマンドを打って,[ y ]を[ Enter ]してしまった場合,もう,どうにもなりません。何が起こるか解らなくて恐い時は,コマンドに「-s」を追記します。するとシュミレーションで動作してくれます。さっそく試してみて下さい。

sudo apt-get install -s vlc

vlcをインストール。でもシュミレートだよ。

如何ですか?これで何でも試してみましょう。「vlc」は動画プレイヤーです。Ubuntu標準の「totem」は重いので,これにしても良いでしょう。「-s」無しで,コマンドすれば,インストール作業に入ります。

便利なコマンド

よく使う便利なコマンドを御紹介しておきます。

sudo apt-cache search [名称]

[名称]パッケージの情報を教えて

sudo apt-cache show [名称]

[名称]パッケージの詳細を教えて

dpkg -l | grep [名称]

[名称]パッケージの詳細関係を教えて

dpkg -l [名称]

[名称]パッケージの状況を教えて

具体的にやってみました。次のページへ便利コマンド具体例」で御覧下さい。

端末の補完機能

端末には「Tab」キーを使う補間機能があります。

sudo apt-g[Tab] i[Tab] ubu[Tab]-de[Tab]-j[Tab]

このように打ちますと

sudo apt-get install ubuntu-desktop-ja

こんな感じになります。便利です。

コマンドを複数行で記している部分が有りますが,貼付の際は,一行に手直して下さい

※各操作後,再起動を求められる場合が有ります。その際は,再起動して下さい。

ローカライズ版化

AlternateCDにてインストールした場合に,ローカライズ版と同じ仕様にする為の,リポジトリ追加方法と,パッケージの導入方法を説明します。

※この作業は失敗すると問題が発生します。慎重に。

ローカライズ版をインストールした場合は作業不要です。

この作業はしなくても特に問題ありません。

内容

sources.listの編集
リポジトリの場所を指定しているファイルが有ります。これを編集して,日本語ローカライズ版リポジトリを追加します。
アップデート
アップデート作業で,追加されたリポジトリとデータベースの,ツジツマを,合わせます。
鍵の追加
追加されたリポジトリの鍵をインストールして有効にします。
ubuntu-desktop-jaのインストール
日本語ローカライズ版特有のソフトウェアパッケージをインストールします。

1 sources.listの編集

  1. メインメニューをクリックして「アクセサリ」→「GNOME端末」を起動します。
  2. 次のように入力します。

    cd /etc/apt/

    カレントディレクトリー(いま居るフォルダの現在地)を/etc/apt/に変更。

  3. トラブルに備えるため,バックアップファイルを作成します。次のように入力します。

    sudo cp sources.list sources.list_back

    sources.listをsources.list_backと言う名前で複製。

  4. 次のように入力します。

    ls -a

    フォルダの内容を表示

    ※こんな風に見えますか?元々のsources.listと,先ほど複製したsources.list_backが見えます。

    LSコマンドでフォルダ内容を確認したイメージ図
  5. sources.listというファイル名を指定して,テキストエディタを起動するために,次のように入力します。

    sudo gedit sources.list

    geditというテキストエディタで,sources.listを編集。

    ※テキストエディタが起動してsources.listの編集状態になります。

    geditが起動したイメージ図
  6. 以下の内容をマウスで反転させ,右クリック→「コピー」または,「Ctrl」+「C」キーを押して,コピー状態にします。

    #for jp-local
    deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja dapper/
    deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja dapper-ja/

  7. 再び,sources.listの画面に戻り,末尾に貼付ます。

    こんな感じになりましたか?

    geditで編集中ファイルにローカライズ版リポジトリを追記したイメージ図
  8. エディタを閉じて下さい。「保存するか?」と聞かれますので「保存」で終了します。gedit終了ダイアログイメージ図
  9. 2 鍵の追加に進んで下さい

2 鍵の追加

追加したubuntu-jaリポジトリの鍵を追加します。

  1. 次を入力して下さい。エラーの際は,同じ作業を繰り返してみて下さい。

    sudo apt-get update

    データベースをアップデート。

  2. 次のように入力します。

    sudo apt-get install ubuntu-ja-keyring

    ubuntu-ja-keyringをインストール。

  3. 次のように入力して,インストールした鍵を有効にします。エラーの際は,同じ作業を繰り返してみて下さい。

    sudo apt-get update

    データベースをアップデート。

  4. 次のように入力して下さい。アップグレードする物が有れば,その旨,表示されます。[ y ]を入力すれば,ダウンロードとインストールが始まります。何も無ければ「手順04」に進みます。

    sudo apt-get upgrade

    アップグレード。

3 ubuntu-desktop-jaインストール

ubuntu-desktop-jaパッケージをインストールします。

  1. 次のように入力します。

    sudo apt-get install ubuntu-desktop-ja

    ubuntu-desktop-jaをインストール。

  2. 次のように入力します。

    sudo apt-get update

    データベースをアップデート。

  3. 次のように入力して下さい。アップグレードする物が有れば,その旨,表示されます。「y」を入力すれば,ダウンロードとインストールが始まります。何も無ければ完了です。

    sudo apt-get upgrade

    アップグレード。

これでローカライズ版と同様仕様になりました。

ubuntu-desktop-ja ?

ubuntu-desktop-jaが,どのような物か調べてみますと解りますが,特に必要と思えません。セットアップヘルパーという,日本で人気のあるアプリケーションのインストールが容易に行えるようになっていて,細かな便利ツールが追加されるそうです。2ch専用ブラウザなど必要ですか? インストールしても害は無いですし,便利にはなると思います。しかし,インストールしなくても特に不便は有りません。私の2台のパソコンのAlternateCDでインストールした側には入れていません。